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兵庫県芦屋市で活動している動物愛護協会。設立して66年という長い歴史を持っています。 活動は市民のボランティアで、資金は会員からの会費(年会費1口1000円)とバザーでの収益金や寄付などで成り立っています。
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2007年09月22日 (土) | 編集 |
【この犬は譲渡済みです】 (昨年12月に解決しました)
里親譲渡にまつわるエピソード 第2弾

高齢の飼い主さんが老人ホームへ入所することになって、飼養放棄されたビーグル犬(3歳♂)のお話です。
身内の方が預かって下さっていたのですが、そちらの先住犬との相性がすこぶる悪く、毎日の平和が保てないために里親探しをされていました。
img20070922_1.jpg

里親希望の方が現れてお見合いをし、何度かお試しにも行ったそうなのですが、あまりに無駄吠えがすさまじいとのことで、毎回毎回ほんの数日で戻って来てしまったということでした。全部で4~5回だったか返品になって戻された後、初めて当協会へ里親探しの相談を獣医さんを通じてして来られました。

ビーグルを何頭も飼育された経験を持ち、吠えるビーグルの躾はバッチリおまかせ!というようなベテランで信頼出来そうな方でも、なんと3日目には音を上げられたとか…そんなに何度も返品されたということは、かなり強烈な無駄吠えに相違ありません。ただでさえ元々声デカのビーグルですしね。たらい回しになってしまって…本当に可哀想なこと…でも、こりゃ~ものすごく大変なのかも!はてさて、無事に里親さんは見つかるのでしょうか。

img20070922_3.jpgちょうどその頃、当協会で里親募集をしていた保護犬(迷子として警察での保管期間終了後一時預かり)が居ました。
ものすごくハイテンションで興奮しやすいタチのバーニーズ顔をしたMIX犬。(推定年齢1~2歳♂) とても人懐っこくてフレンドリー。
機敏な動きでどんどんコマンドを憶える様子は、賢くて活発で気の強いボーダーコリーのような印象の犬でした。
何故か私のコントロールは効いていたので、やがて脚側歩行も出来、コマンドにもキッチリ応える賢いワンコになって、毎日お散歩して下さってる方にも従順になりましたが、それでもあまりに彼のテンションが高いので、のんびりタイプの静かな飼い主さんにはとても不向きで扱うのが難しく、ポスターやインターネットで募集をかけていても、なかなか縁談が入ってこない状態が何ヶ月も続いていました。(一時預かりボランティアさんにも、多大なご苦労をお掛けしたことです!

そんなところへ、協会メンバーのお知り合いの方の紹介で、彼にお見合い話が舞い込みました。ブログに上がっていたバーニーちゃんの写真を見て気に入って里親になろうかと言って下さった方で、ものすごく犬好きで動物愛護精神も豊かで、可哀想なワンコが居たら救うことに協力と努力はいとわないという熱い情熱と信頼出来る強い責任感の感じられる方でした。

でも、お電話でお話をジックリ聞いていると、犬に対する接し方や性格的にはバーニーちゃんには不向きのタイプに思えてなりません。そこで考えあぐねていたら、ふと…ちょうど里親探しを頼まれていたビーグル犬の顔が私の頭の中に浮かびました。
「この方には…もしかして…バーニーちゃんじゃなくて、あのビーグル犬の里親になって貰えないかしら!?」
恐る恐るそうお願いしてみたら、かなり迷ったけれど気持ち良く承諾。(バーニーちゃんへの思いを断ち切るのはとても辛かった様子で…あの時は本当に申し訳ないことを致しました…ごめんなさいね!)
お見合い→お試しのため、ビーグル犬を車に乗せて名神を突っ走って里親候補さんのお宅に向かいました。今回は、元飼い主から犬を預かって下さってる身内の方もご一緒です。(彼女の強い覚悟のほどが覗えますね!)

順調にお見合いは進み、先住猫さん達とも平和に共存出来そうな様子を確認し、犬の居場所(屋外と屋内)などのアレンジをしながら様子を見ていましたが、う~ん…もしかしたら、この鳴き声は強烈かも!!とどんどん不安にかられます。でも、お隣のおうちの方にもご挨拶を済ませて、ビーグル犬(今日から「まさお君」と改名)を置いて帰ることになりました。さあ!トライアルの開始です。

それから、1日が経ち、数日が経ち… 日々携帯メールに入って来る報告(部屋でオシッコしまくり/一日中吠えまくり/強烈な破壊行為)にアチャチャ~~!!って、連日私は冷や汗ダラダラ心臓ドキドキ。
でも、この里親さんの努力と根性と固い決意はすごかったです。まさお君の信頼と安心と服従心を見事に勝ち得て、排泄のトラブルも、強烈な無駄吠え問題も、すさまじい破壊活動も、全てクリアーしてしまいました。勿論、犬に対する暴力や脅しなどは一切使わないでのお話です。(こりゃ感服ですわ~)

当協会が仲介してからは最初の里親候補さんでしたが、一番最初からカウントすれば6件目にして、やっとのことで安住出来るお宅に巡り会えたまさお君でした。このご家族と知り合えて、本当に良かったです。ヤレヤレ…ご紹介して下さった方に心から感謝ですよね!

里親さんの犬の飼育経験と根性と気構えと愛情によって(躾の知識とかとは一味違って、彼を丸ごと受け入れる懐の深さみたいなもの)「この仔は必ず私が幸せにしてあげるんだ!」という強い信念によって、こんなに違う結果が表れるのだということを実感した里親譲渡でした。
(勿論、誰にでも真似の出来ることではありませんし、普通の方は、自身の能力以上のことをしようなどと無理をして頑張っちゃ~いけませんですよ~)

さて、一方のバーニーちゃんの方は…どうなったでしょうか…(^^ゞ 
この件は、また次回に。


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